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【メディア研究 No.7】客が人力で発電して作るかき氷店がオープン

この「メディア研究」シリーズは、テレビ・新聞をはじめとするマスメディアがどのような視点で世の中のさまざまな社会問題や社会現象を報道しているのか探ることを目的としています。

主としてテレビメディアのニュース報道や情報番組に注目して、放送内容の概要を紹介したうえで、テレビに取材されやすいポイントなどを考察します。

 

なお、【メディア研究 No.5】以前の記事は、Facebook に掲載中です。

 

■ 放送日:2022年7月17日(日)7:41頃~、12:10頃~

■ 放送局:NHK総合

■ 番組名:おはよう日本、関東甲信のニュース

■ 放送内容:客が自転車こいで発電して作るかき氷店がオープン 埼玉 川口

川口市幸町に昨日、期間限定でオープンしたかき氷店。

客は自ら自転車をこいで発電した電気でかき氷を作る。

自転車を3分ほどこぐと一つのかき氷が完成する。

客は息を切らしながら自転車をこぎ、できあがったかき氷の味を楽しんでいる。

▼ 女の子の客

「自分でこいで作ったかき氷は最高。絶品」

 

▼ かき氷店・村田洋子さん

「とくに今年は電力がひっ迫しているということで、たくさんの人に電気を作るという体験をしてもらって、電気の大切さと自分で作った電気で食べるかき氷がおいしことを体験してもらいたい」

 

このかき氷店は8月末まで水曜と土曜にオープンする。

🟩 考察、気づき(テレビに取材されやすいポイントなど)

 

● かき氷の季節感と、電力不足・節電の社会問題が組み合わさり、抜群のニュース性がある。

 

● 人力発電かき氷は以前から紹介されているが、今年は電力不足・節電との関連でタイムリーな話題となった。

 

● 節電が求められる中、電力消費を見直そうと人力で発電して作るという点でSDGsにもつながる。

 

● 店舗や商品の単なる紹介ではなく、コロナ禍に身近な場所で親子で楽しめるというイベント性がある。

 

● 一生懸命に自転車をこいでいるときと、おいしそうにかき氷を食べているときの、対照的な表情が共感を呼ぶ。

🟩 この番組でのキーワード

 

かき氷 節電 人力発電 自転車 期間限定