この「メディア研究」シリーズは、テレビ・新聞をはじめとするマスメディアがどのような視点で世の中のさまざまな社会問題や社会現象を報道しているのか探ることを目的としています。
主としてテレビメディアのニュース報道や情報番組に注目して、放送内容の概要を紹介したうえで、テレビに取材されやすいポイントなどを考察します。
なお、【メディア研究 No.5】以前の記事は、Facebook に掲載中です。
■ 放送日:2022年9月7日(水)22:40以降
■ 放送局:テレビ東京
■ 番組名:ワールドビジネスサテライト(トレンドたまご)
■ 放送内容:似顔絵のぬいぐるみ「じぶんぐるみ」
自分の似顔絵のぬいぐるみが作れるサービス。
このぬいぐるみは334億パターンの顔ができるぬいぐるみだ。
専用サイトでパーツを組み合わせて自分の似顔絵を作る。
肌の色、髪の色、目、鼻、口、眉のパーツのほかにも、ヒゲやメガネ、ほくろなど、組み合わせは334億通り以上になる。
出来上がった顔に綿を入れ、選んだ髪型と胴体を縫い付ける。
あとは洋服を着せれば完成。
ほとんど手作業で作っている。
▼ ファンダード 村瀬和絵 代表
「おもちゃやぬいぐるみはコミュニケーションツールだと考えている。
ひとりで遊ぶのももちろん楽しいけれども、ぬいぐるみを持った同士が遊ぶともっと楽しい世界ができると思い、じぶんぐるみを作った」
▼ WBSフィールドキャスター 中垣正太郎
「開発者の村瀬さんは、以前は大手玩具メーカーに勤務していて、大量生産してたくさん売る企画をやっていたが、もう少し一人ひとりの方に意味のある一品をお届けしたいということで起業された」
🟩 考察、気づき(テレビに取材されやすいポイントなど)
● アバターのようにネットで作った分身が、実物のぬいぐるみになるところがおもしろい。
● 顔のつくりはパソコン作成だが、あとは手作業の針仕事というのが人間的で親しみや共感がもてる。
● デジタルとアナログの融合という視点から、新商品開発など他の分野にも活用できそう(すでに活用しているかもしれない)。
● 似顔絵のもとになった本人と、分身ぬいぐるみを並べて見比べられるところが、絵になりテレビ的で楽しい。
● おもちゃも大量生産からオーダーメードにという、製作者の想いが伝わってくる。
🟩 この番組でのキーワード
ぬいぐるみ、分身ぬいぐるみ、似顔絵ぬいぐるみ、じぶんぐるみ
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